New Trolls見て腰抜かした

☆New Trolls Live at Club Citta' 川崎 2006.Apr.8.
Key.で参加→PAエンジニアとして参加予定であったPicchio dal PozzoのAldo de Scalziが会場入り口の目立たない所に事故に遭って急遽来日できなかった云々との告知があって一抹の不安を抱いてしまったが、'95に結成されたらしいトウキョウ ヴィエールアンサンブルのオーケストラを率いて行われたNew Trolls、予想を遙かに凌駕する余りにも素晴らしいLiveで腰抜かした。
Jethro TullのIan Andersonばりのパワフルなフルートと男らしい太い声と甘い声の対比が素晴らしいちょっとRoine Stolt似(異議申し立て却下(笑))のリーダーのVittorio de Scalziは勿論、Latte e Miele のしっかりしたDs.の上に完璧なコーラスで度肝を抜かしてくれたAlfio Vitanza、若手のSpiraling系ルックスのMauro Sposito、若いのだか年取っているのか不明のAndrea Maddaloneの2人のギタリストの素晴らしい演奏とコーラス、そして何と言ってもLabyrinthのRoberto TirantiのNicoのハイトーンに充分匹敵する歌唱力にきき惚れたね。LabyrinthってそんなにVo.良かったという印象はないのだが。イタリア語なので歌い易いのかな?(^^; ダブルネックのベースでがんがん行く姿はメタリーだったが、彼はNew Trollsの音楽性で本領発揮すると確信。ArtiのVo.のお兄さんと同様、これからも華の少ないProg.界で頑張って欲しい。(^^; しかし、4〜5のマイクがステージ横一線に並んでいる状態は凄かった。QueenやGentle Giantばりのコーラス・アンサンブルに鳥肌止まらず。第2部のオーケストラとの共演も盛り上がりが凄く客席とステージが一体となった状態は何物にも代え難い最高の瞬間だったと断言したい。Maurizio Salviのキャラクターは突っ込みどころ満載で前列向かって右側のヴァイオリニストはあるフレーズにくると笑いのツボに入ってしまうところはしっかり目撃したと書き留めておこう。(^^; そうそう、オーケストラ前のモニタ・スピーカーの不安定な場所へ譜面を置いたものだから興奮も最高潮になって落とすし。(^^; 低くても譜面台準備するべきだった。(笑)
ソウル、ブルーズ、アカペラ、ロカビリー、ポップス、ハード・ロック、そして勿論Prog. Rockと音楽の幅も広く、その全てが圧倒的な歌と演奏に卒倒。決してナヨナヨ泣き泣きシンフォじゃなかったが、涙腺が緩みっぱなし。気合いが漲っていて凄かったね。そしてなんといっても全てがイタリア臭くて最高だった。完璧。正直見るまではヨレヨレじゃないかと心配だったが、しっかりリハーサルをこなしている事が分かって本気度100%、しかもやはり現役でずっと音楽を続けているというのは非常に大きいね。見る事が出来て本当に良かった。また来日して欲しい!


4/7〜4/9まできいた主なもの:

  1. New Trolls / N.T. Atomic System
  2. New Trolls / UT
  3. New Trolls / Concerto Grosso Per 1
  4. Disiplin / same
  5. Deathspell Omega / Si Monumentum Requires, Circumspice


4/7 : 9,203歩(しっかり歩数1,610歩)
4/8 : 6,189歩(しっかり歩数0歩)
4/9 : 6,652歩(しっかり歩数0歩)