Banco del Mutuo Soccorso Live at Club Citta’ 川崎 2007.10.20.

shibuyak20032007-10-21

 約10年ぶりの待望の来日、人生の哀しみ/楽しさ、まるで人の一生の感情全てを包括したような音楽を奏でるイタリアの輝き、Banco del Mutuo Soccorsoの初日、行って参りました。
 本来5月に来日公演が行われる予定であったが、Francesco di Giacomo (vo.)の足の病気のためやむを得なく延期になってしまった振り替え公演。冒頭1曲目終わり、ジャコモおじさんのMC。「コンサート ガ エンキニナッテ、ゴメナサイ。コンヤハ Greatナ Showニ ナリマスゥ。タノシミニ シテクダサイ」。とてもシャイなMCがジャコモおじさんらしさを物語るネ。(^^)
 Loud Park 07と公演日重なったのが痛かったが、満を持して望んだ結果、ジャコモおじさんは絶好調!延期は正解だったと言える。ジャコモおじさんの力強いVo.もそうだが、Rodolfo Maltese (g)のもの凄く元気でアクティヴな姿に感動。あのような歳を取れたら理想だな。イタリア人って歳重ねる程に若返っていくような感じの人が居るけれど、一体何だろうねぇ。(但し頭髪は除く(^^;)一方Vittorio Nocenzi (key)の巨大化ぶりには圧倒。Webで写真見たとき別人かと思ったが、実際見ると更に強烈なインパクト。ジャコモおじさんが小さく見える。Tiziano Ricci (b)の頭髪の爆発ぶりも凄かったが。(^^;
 Filippo Marcheggiani (g)は随分シェイプアップ&短髪になっていて良いトコの好青年風に変貌。初来日&2回目の来日は結構前面に出る場面があったが今回はバッキングに徹していた印象。また、前回までの来日では予想以上にNocenziの独断場に近い感じであったが、今回はジャコモおじさん&Rodolfoさんが引っ張っていく場面多し。しかしRodolfoさんのプレイには溜息が出るねぇ。素晴らしすぎて震えたよ。音質的には最初は右側からのスピーカーからの音が小さくバランスが悪かったが、徐々に回復し中盤からは復活。セットリストは名曲の連続で卒倒すること間違い無し。言うまでもなく、最高のLive。涙無しでは見られない。
 唯一残念だったのはこんなにパワフルで現役なのだから1曲でも良いから新曲を聴きたかった事かな。これはNocenzi次第だろう。


Set Lists : (約127分)
1.Cento Mani e Cento Occhi
2.Il Ragno
3.Metamorfosi
4.R.I.P.
5.E Mi Viene da Pensare
6.Danza Dei Grandi Rettili
7.Passaggio
8.750.000 Anni Fa...L'amore?
9.Emiliano
10.Canto di Primavera
11.La Conquista Della Posizione Eretta
12.L'evoluzione
13.Traccia II

14.Rodolfo Maltese Guitar Solo
15.Non Mi Rompete
16.Traccia I


 サイン会。Filippo君がかつて結成していたプログレ・メタルのScenarioのCDを出したら苦笑いされてしまう。(予想通りの反応。ワハハ。(^^;)ここのVo.も上手いし2nd作らないの?と言ったら「うーみゅ」と返答に困っていた。現在活動を停止(無期延期)だそうです。(^^;
 IndacoのCD。Vittorio Nocenziがゲストで参加しているけれど、彼はすっかり覚えて無さそう。そんなもんだよねぇ。(^^;


 帰りはCanada Rush観戦帰りのLさんの土産話、恐らく日本人でフランスのAngeのLiveを最も見ているM元さん、そしてMarcheggiani兄?Sさん夫妻と一緒に打ち上げ。余韻に浸りすぎ、帰りの電車方向間違え終電時間に間に合わない状態に陥る。しかし、終電電車も運良く?遅延していたため100mダッシュでなんとか間に合った。(^^;


 さぁ、最終公演、勿論参戦!バンコにおいでよ!見ないと絶対後悔するぞ。