Farmers Marketはイツモ新鮮!

shibuyak20032008-05-26

 ☆Farmers Market Live at 月見ル君想フ 2008.5.24.
 あいにくの雨の中だったが、Farmers Marketの'05以来の来日公演行って来た。
 月見ル君想フを訪れるのは初めて。地下鉄の外苑前駅からだと南青山Mandalaの先にあったのね。南青山って所は私とは無縁の土地だからよく分かりません。(^^;

 前日は彼らのWebのスケジュールに掲載されていたとおり結婚パーティーのPrivate Party公演が行われたらしい。すげー、贅沢!

 会場には新譜が売られていたが、まだunionから日本盤が届いていないとかで輸入盤のみ。Nils-Olav Johansen関連の作品は2作あり、昨年リリースの「My Deal」とSplint!というBandの「Moro」という作品。「My Deal」は彼らしいPopで浮遊感のある気持ちの良いGrooveな作品の傑作だった。一方、Splint!の「Moro」はNils自身が数枚持ち込んだ物で、Jarle Vespestadが参加しているSupersilentをもっとエレクトリカルにしたアヴァンギャルドな作品。'04録音、'06Mixというスパンでリリースされた物であった。(^^;

 オープニング・アクトは気合いの入った女性4人組のOOIOO。私はベースのプレイが凄く良かったと思う。彼女は才能あるし、バンドの要と見た。

 OOIOOの約40分弱のLiveが終了し、セット・チェンジ。
 ステージ床にはベタ置きで17inch MacBook Pro?。これであからさまにオルガンの音出すのね。(^^;

 メンバーは皆前回の来日より各人ちょっとずつ髪が薄くなっていた。(^^;
 1曲目"From Prussia with Love"はハウリングに悩まされ、全般的にTrifon Trifonov立ち位置のモニター、アコーディオンのマイク音量が低いなど音響は決して優れた状態ではなかったと思われるが、Farmers Marketはいつも新鮮!だった。

 前半は新譜からの曲中心、後半からアンコールは新ワザを適所に取り入れたアレンジのお馴染みの曲、2度のアンコールを行うまでの盛り上がりのLive、2時間弱とほぼワンマン状態のボリュームたっぷりのステージ。Stevie Wonderの"Sir Duke"を変拍子で手拍子させるなんて意地悪な連中だ。(^^;

 Stian Carstensenのスティール・ギターの球転がし?は良かったねぇ。(^^;

 Stianは口タブラ率増大でインド〜中近東にエセ接近、Trifonは客に写真撮らせる(はい、カメラマンしました。(笑))、Nilsの涙目、Jarleの怖い表情からの素敵な笑顔、Finn Guttormsenの黙々ベース&煙モクモク、ヤツらはやっぱり只者ではなかった。(^^;

 Stian & Trifonの超絶ユニゾン!?は間近で見ていたがお互いの指、目で追いきれず。(^^; Pit Innではこのバトルが見られなかったのが少々残念。またStianは口タブラ、ギターの比重が高まったのでアコーディオン比率が下がった。

 2度目のアンコール、最後はGlenn Medeirosの"Nothing's Gonna Change My Love for You"。前回の来日でも披露したと記憶しているが、彼らのVersion、最高なのだよね。俺、今もサビのフレーズ止まらないもの。(^^;

 客の私語は多くてアメリカのLiveと思ってしまったが(爆)、私にとってはFarmers Market初のスタンディング観戦、盛り上がり度は今までで一番だったように思う。


 ☆Farmers Market Live at 新宿Pit Inn 2008.5.25.
 開場時Finland Fes.用のオムニバス4枚組Box CDを受け取る。凄い豪華。でもRockは私、Hanoi Rocksしか知らなかった。ちょっとショック。WaltariやFive FifteenやPiirpaukeが何故無いのだ。(^^;
 オープニングは日比谷カタン。この天性の才能の持ち主のギタリスト、前回もFarmers Marketの前座で見たような記憶があるが、こんなに漫談上手かった?MCを短くすれば、あと1曲は演奏できたと思うけれど、面白かったからいいや。(^^;
 Stianの参加エピソード。しゃべりの意味が分かったけれどバカバカしくて良いね。(^^;

 日比谷カタンはギター1本のためスムーズにFarmers Market登場。
 前半は前日と同じように新作Surfin' USSR(←しかし馬鹿げたタイトルだ)から曲中心。後半は前日とは大分変わっていたように思う。

 きっと今デジカメ写真をいじるのに嵌っているTrifonはまたもや私にカメラを持ってきて写せと要求。前日に続き引き受けてしまう。(^^; この日は2回撮ってしかも壁の「Pit Inn」の文字も入れろとの要求。我が儘で無邪気なオヤジだ。(^^;

 時間の関係からか"Nothing's Gonna Change My Love for You"も前日はアンコール前に演奏された"Gankino Horo"、アンコールの"Tails of The Unexpected"も無し。でも前日よりも演奏時間は長かったのだよね。後半は確かに大分前日と異なっていたが、何が起こっていたのだろう?不思議。(^^;

 Finnは時差ボケでアンコール時に欠伸してプレイしていたのを見逃さなかったぞ。目をつぶっているときは寝ながら演奏していたりして。(笑)

 今までの来日で彼らにとっては一番真面目だったLive?だってTrifonのSax 2本吹きなかったでしょ?(^^;

 終演後、サイン&フォトに気軽に応えてくれるフレンドリーなFarmers Marketのメンバー。Trifonはブルガリア語と漢字で「入口」と何故か書いた。最初に覚えた漢字なのかな?でもね、微妙に文字間違っていた。指摘したらショックを受けているし。(苦笑) あ、ブルガリア出身の琴欧洲について聞くの忘れた!(^^;

 この日はヘヴィ・スモーカーのはずのFinn/Nils/Jarleは結局暇の時も(笑)煙草吸わず。終演後聞いたらNilsは涙目で吸いたかった〜と言っていた。(^^; Trifonは禁煙中?健康には皆気をつけましょうね。

 そして、あっという間に超絶バカ連中の楽しい演奏は終わってしまった。また来てくれよ!


<購入簿>
新木場Studio Coast Live会場にて
54.Into Eternity / The Scattering of Ashes (サイン色紙特典付)
55.At The Gates / Slaughter of The Soul (DVD + サイン色紙特典付)
disk union柏にて
56.I Shalt Become / Requiem (US独り鬱Black Metalの3rd)
57.Thor's Hammer / May The Hammer Smash The Cross (Ex.Glavelandのメンバーによる2nd再発盤)
58.Cataplexy / ...Lunar Eclipse,Chaos To The Ruin... (大阪のBlack Metal満を持しての1st)
18.Profanatica / The Enemy of Virtue (US Cult Black MetalのCompilation)
Garden Shedにて
59.Hinn Islenzki Pursaflokkur / 5CD Box (アイスランド最高峰のProgressive Rock。30周年記念デジタル・リマスター限定Box)
60.Franco Battiato / L'Era del Cinghiale Bianco (スーパー・ジュエル・ケース仕様デジタル・リマスター)
61.Franco Battiato / L'Ombrello E La Macchina Da Cucire (スーパー・ジュエル・ケース仕様デジタル・リマスター)
Disk Heavenにて
62.Absolute of Malignity / same (Jap's Black Metal。ジャケはステルツィングの画家、板絵「呪われた恋人」)
月見ル君想フ会場にて
63.Nils-Olav Johansen / My Deal
64.Splint! / Moro
disk union 新宿Jazz館にて
65.Box / Studio 1 (Mats/MorganのMorgan Agren参加のプロジェクト第1弾)
新宿Pit Inn会場にて
66.Farmers Market / Surfin' USSR (結局Live前に日本盤間に合わず。そんなんだったらもっと前に入手しておけば良かった)
67.日比谷カタン / Uslovnosti' (本人曰く、いつの間にかリリースされていた2nd。Stian Carstensenが1曲参加)