Il Castello di Atlante, KBB at 高円寺Club Mission’s 2008.11.9th

shibuyak20032008-11-10

 Poseidon Festival 2008 第2週、2日目。出来たてホヤホヤの新作を引っ提げてイタリアからIl Castello di Atlanteが初来日。そして日本のKBBとのカップリングLive。堪能して参りました。

 あ、勿論、再度味噌一ラーメン(味噌細麺+魚ちゃんトッピング)も堪能してきたというのは言うまでもない。(^^;

 昨日のAcoustic Asturiasのギュウギュウぶりと異なり今日はキャパに見合った入りでゆったり見ることができた。

 Il Castello di Atlanteの1stを当時聴いたとき、良いんだけれど何か煮え切らない中途半端な音だなぁといった印象だった。予習をしようと我が家で発掘作業をしたものの発見できず。恐らくその1stは売却してしまったと思われる。(爆) その後沢山彼らの作品がリリースされていたが何故か聴く機会がなくて今に至っている。
 ds.のおじさんがお茶目で冒頭の日本語MCが「来てくれてアリガトウ、マジ嬉しいです」。(^^; 終わりにはきっと「愛しています」とか日本語で言いたかったらしいが上手く言えず英語で。(笑)
 1974年から活動しているためか、6弦ベースの人を除いてメンバーは皆お爺さん一歩手前、往年のドタドタB級?シンフォ・イタロとPomp Rockが入り交じった音である意味予想通りだった。しかしds./Key./g.の3人がvo.を取っていてイタリア語独特な節回しの哀愁の歌声が凄く良かった。スタジオ盤よりも実際にLive見た方が良いBandのような気がした。新作からの曲はPomp Rock的なドラマティックな曲でなかなか。vln.の人は時々key.を担当していたが狭いステージなので太い身体は移動が大変そうだった。(^^; 後半盛り上がってメンバーも想定していなかったアンコール。最後はインストだった。約80分。

 メンバーが自ら持ってきた7inch EP、1983年のものであった。しかしイタリア人らしく新品でありながらジャケット、盤共にイタリア的?であまり状態の良いモノがなかった。(^^;


 Il Castello di Atlanteが終わり、引き続きKBB。壷井さんのエフェクター数が凄くて数え切れない。フル状態。(^^;
 題名が決まらない新曲、出来たての新曲など聴き所が盛り沢山。「新曲その1」は8月の吉祥寺Silver Elephantで演奏した曲らしいが、私はその日Opeth大阪帰りで体力の限界から行けなかったので初めて聴いた。爽やかで躍動感のある曲。出来たてホヤホヤの新曲は牧歌的なイントロからゆったりとしたリズムでドラマティックになっていく曲でKBBらしい曲。適度に緊張感のある演奏でとても気に入った。(^^) ただ、他にダークに盛り上がって爆発する新曲もききたいところだなぁ。(そうじゃないと今度の新譜はスタジオ盤だとさっぱり目のモノが多くなってしまう?)
 久々にやった"滅びの川"。私は'05/10/30の四谷Outbreak!で聴いた以来かも?高橋さんがイントロ間違えてやり直し。(^^;
 今日はDaniさんのプレイが特に素晴らしかったと思う。"Inner Flames"なんかぶっ飛びモノ。
 壷井さんのMCも相変わらずの冴えまくり。(^^; 壷井さんの弦が切れまくった"Inner Flames"や"Discontinuous Spiral"の圧倒的プレイに鳥肌。"Backside Edge"に至っては切れた弦を有効活用した奏法を披露?Key.の高橋さんに突っ込まれながら演奏していた。(^^;


KBB (約85分)
1.Stratosphere
2.新曲その1
3.滅びの川
4.新曲その2
5.Age of Pain
6.Inner Flames

7.Discontinuous Spiral
8.Backside Edge


<購入簿>
152.Il Castello di Atlante / Tra le Antiche Mura (新作)
153.Il Castello di Atlante / Tirando le Somme b/w Semplice, Ma... Non Troppo (7inch EP)