The Who Live at さいたまスーパーアリーナ 2008.11.16.

　英国のようにドンヨリとした天気の今日、Loud Park 08以来のさいたまスーパーアリーナへThe Whoのコンサートに参戦。The Whoは現在も活動している最古参Bandの一つ。私が書くまでもなく同時期デビューのThe Beatles, The Rolling Stones, The Kinksと共に栄光のBritish Rock Band。学生の時はThe BeatlesとThe Rolling Stonesは良く聴いていた。それに対して、Hard Rockよりと好きなジャンルに近いThe WhoはBest盤などで早い内に耳にしていたが、殆ど聴かず終い。ギター壊しなどの暴力的なイメージとは程遠い和み系なR'n'Rという印象だったからか？しかし10年くらい前からThe BeatlesやThe Rolling StonesよりもThe Whoを聴く機会が多くなってきた。key.やほのかに香る哀愁のギター、ホーンセクションなどメインの所よりも脇役的なサウンドが気に入ってからゾッコン（←死語）なのである。(^^;

　マーチャンはLoud Park同様外で売られていたが、16:00過ぎに到着してもゆっくりと買えた。(^^;

　本国英国では信じられないことかもしれないが、ここ日本ではThe Whoは当日券が余裕で入手できるようだ。アリーナは流石に埋まっていたがスタンド席後方は空きが結構あった。駅外で「ただで、チケットゆずってください」って図々しいヤツがいたが、当日券有るのだから買えよ、ったく。

　Liveは２時間弱に及びボリューム満点。出かけ前にMike PortnoyのAmazing Journeyの強烈なDVD（特にGary Cheroneの"Love Reign O'er Me"のシャウトの凄さと言ったら、全盛期のRoger Daltrey級だ）を見てしまったためかRoger Daltrey、声出ていねぇなぁ、とか不謹慎な事を思ってしまったのも事実。(爆) でも、名曲揃いなので許す。（←エラそう(^^; ）'04/7/24の横浜国際総合競技場で行われたThe Rock Odyssey 2004の初来日で見た時同様、ゆったりマイク回しは相変わらずだったが、声の衰えは仕方がないかなぁと思い、少々寂しい。The Rock Odyssey 2004ではもう少しましだったような記憶がある。"Baba O'reily"でのハーモニカは良かったけれど．．．。マグカップで水分補給？がお洒落だった。The Mars VoltaのCedric Bixler Zavalaが影響受けたのかな？(^^;
　一方、Pete Townshendは想像以上にギターのプレイが素晴らしかった。流石にジャンプしたりギター壊すことはなかったけれど、腕グルグル回しなど元気いっぱい。音色良かった。また会場の割には、Bandサウンド全体の音響も良かったと思う。
　アンコールでZak Starkeyの紹介されたときのオーディエンスの反響が凄かった。完全にThe Whoのメンバーとして受け入れられたことを証明していた。Tommy Medleyなど、それに見合うプレイしていたしね。
　Pete Townshendの弟Simon Townshend、ギターは流石に兄の陰に徹していたので目立たなかったが、コーラスで大活躍。原曲のイメージを保つ重要な役割を担っていた。
　b.のPino Palladinoは"My Generation"のプレイが良かった。その"My Generation"、インプロ部から"Won't Get Fooled Again"への繋ぎは鳥肌ものだった。
　Key.のJohn 'Rabbit' Bundrickは完全にサウンドの要。彼がいるからBandがしっかりまとまっているのだと思う。
　レトロなイメージ映像中心のワイドスクリーンも興味深かった。メンバーも見たいし映像も見たいしとどちらも見たいという状態に。そう言えば、凄くシンプルだったけれど、メンバーのシルエットを生かしたライティングが素晴らしかった。多色のレーザー・ビームを沢山使用すればいい、というものではない事が良く分かった。(^^;

Set Lists : (約115分)
1.I Can't Explain
2.The Seeker
3.Anyway, Anyhow, Anywhere
4.Fragments
5.Who are You
6.Behind Blue Eyes
7.Relay
8.Sister Disco
9.Baba O'reily
10.Eminence Front
11.5:15
12.Love Reign O'er Me
13.My Generation (incl. Improvisation)
14.Won't Get Fooled Again

15.Tommy Medley (Pinball Wizard/Amazing Journey/Sparks)
16.See Me, Feel Me/Listening To You
17.Tea & Theatre