Thrash Domination 06 Live at Club Citta’川崎 2006.9.17.

行って参りましたThrash Domination 06最終公演。結果的にはVenomがキャンセルしたにもかかわらず、凄く満足できた非常に濃い内容だった。
私はというと開場時間に結局間に合わず(^^;、ゆっくりと会場に行ったけれど、過去Thrash Dominationでは最低の入りの寂しさでまずびっくり。結局Death Angelの時でも6〜7割の入りで、お陰様でゆっくりとしたオジサン向けのロケーションでしっかり見ることが出来たし、T.H.A.のブースで危険なCDを余裕で眺めることができたし。満足満足。(^^;
この日のNo.1 TシャツKidsはどこで入手したのか分からないDoomsday News IIIかな?16年前の物どこで拾ったのだろ?(笑)


☆Dragonlord(約44分)
演奏も安定しているし音もまとまって頑張っていたと思うけど、オリジナリティが完全欠如していたのが痛恨だと思う。悪くないけれど私はいいや、って正直思った。Eric Petersonが途中普通声になるところで弱さが暴露してしまっている。また安直なKey.プレイは数々の神業プレイを目の当たりにしてきた私にはちょっと恥ずかしくきこえてしまう。一歩間違えるとEpic Power Metal?Cradle of Filthきけば充分だな...って元Cradle of FilthのGian Pyresがツアー・メンバーで参加していた。(^^;


☆Onslaught(約46分)
"Let There be Death"と"Demoniac"しか知らなかったが(^^;、新曲を織り交ぜたステージで好感が持てた。もっとも意外だったのはSy KeelerのVo.が強烈だったこと。凄く声が出ていた。一旦途切れたBandの復活Liveなんてのは殆ど×が多い中、かなり健闘していたと思う。あとSy Keelerの走り方も可愛かった。(^^; 但し、音質(特にDs.)が出演Band中一番悪かった。ハウリングにも悩まされていたな。


☆Sodom(約72分)
1.Blood on Your Lips
2.Wanted Dead
3.Outbreak of Evil
4.Napalm in The Morning
5.Sodomy and Lust (with Guest g. Gian Pyres)
6.Axis of Evil
7.The Saw is The Law
8.Masquerade in Blood
9.Blasphemer
10.Ausgebombt
11.Agent Orange
12.City of God
13.Remember The Fallen

          • encore -----

14.Ace of Spades (Cover of Motorhead)
15.Bombenhagel

Sodomって結構LiveではRock'n'Roll色が強いというイメージがあったが今のSodomはアルバム同様硬質なMetal&Metalで高速だった。それはMotorheadの"Ace of Spades"のカヴァーの演奏方法にも表れていた。個人的には"Ausgebombt"〜"Agent Orange"の流れには意識失ったね。しかも"Agent Orange"は客の誰かがリクエストしたらすぐやったので感動もひとしお。新作も素晴らしい出来で"Blood on Your Lips"で見られるように特にエモーショナルなギターが良いのであるが、客のノリとしては今一歩だったのが残念だ。往年の曲の反応は凄かったけど。


Death Angel(約83分)
1.Thrown to The Wolves
2.Ex-Tc
3.Voracious Souls
4.5 Steps of Freedom
5.Mistress of Pain
6.Thicker Than Blood
7.I.P.F.S.
8.Thrashers
9.The Devil Incarnate
10.Disturbing The Peace (with "Falling to Pieces" Cover of Faith No More)
11.Never Me
12.Seemingly Endless Time
13.Bored

          • encore -----

14.Word to The Wise
15.The Ultra-Violence(Intro)
16.Kill as One

洗練された一つ一つの動き、まるで武道じゃないけど鍛え上げられた強靱な体から発せられる無駄のない圧倒的パワーに平伏す。前回来日時より格段に良くなっていたDeath Angel。前回と同等レベルだろうと侮っていた私は反省したね。
"Thrown to The Wolves"でブレイク&ドライヴする寸前のジャンプとか...。しなるようなそしてまるでスローモーションのようにゆったりしていると思いきや俊敏に動くMark Oseguedaが兎に角格好良く、美しかった。しかも圧倒的説得力&表現力のある強靱なVo.はホント素晴らしかった。最後の"Kill as One"のシャウトは鳥肌ものだったね。完全にノックアウトをくらった。腕を後ろに持って行きながら恍惚の表情、キメの瞬間のドレッド・ヘアのヘドバン、そして全ての楽器が明確でガツン!と迫ってくる演奏も素晴らしい。飛び跳ねて動き回るためマイクケーブルが絡まる絡まる。スタッフ大変そうだった。最後はマイクの先端まで丸まっていた。(笑) 正直今回はSodomとDeath Angelはダブル・ヘッドライナーと言って良かったね。今年どうやら最後のLiveだったらしいが、次のアルバムを引っ提げて是非単独来日公演を実現させて欲しいと切に願う。彼らは今が全盛期だと断言!


今回の一番の問題点は集客だったと思う。このままだとThrash Dominationが下火になってしまう危険性がある。次回は個人的にはMeshuggah, VoiVodだけど、無理っぽいので、Motorhead, Venom, Celtic Frost, Sadus, Unitedなんか宜しいのではないでしょうか?これで客が集まらない訳無いでしょう!


9/16〜9/18まできいた主なもの:

  1. Frank Zappa & The Mothers / Just Another Band from L.A
  2. Sodom / Marooned Live
  3. Lucifugum / Instinct Prevelance
  4. Kantata Revolvere / same
  5. Death Angel / Live at Club Citta' 川崎 2004.9.26.
  6. Sodom / Tapping The Vein
  7. 1349 / Beyond The Apocalypse
  8. Judas Iscariot / Heaven in Flames
  9. Deathspell Omega / Demoniac Vengeance
  10. Death Angel / The Art of Dying
  11. Sodom / Get What You Deserve
  12. Sodom / Better off Dead
  13. Death Angel / The Ultra-Violence
  14. Mastodon / Remission
  15. V.A. / Hydra Head + Tortuga + Daymare Present The World's Best Music! For Free
  16. Banco del Mutuo Soccorso / En Concerto, Mexico City, May 28, 1999
  17. Dewa 19 / Republik Cinta
  18. Coheed and Cambria / Good Apollo I'm Burning Star IV, Volume One: From Fear Through The Eyes of Madness
  19. Mastodon / Blood Mountain
  20. Death Angel / Frolic Through The Park
  21. Sodom / same


9/16 : 9,436歩(しっかり歩数1,326歩)
9/17 : 9,581歩(しっかり歩数0歩)
9/18 : 1,756歩(しっかり歩数0歩)