Heaven and Hell Live at 名古屋市公会堂 2007.10.25.

shibuyak20032007-10-26

 え〜、BancoとLoud Park 07が重なってHeaven and Hellは見られないかと思っていたが、たまたま名古屋出張中だったのでこのチャンス逃すものか、ということでTriviumをGuestに迎えたHeaven and Hell Live 2007日本公演ファイナル、行って参りました。
 名古屋市公会堂は歴史のある会場で、私は実に約20年ぶりに訪れた。その時はCinderella(←知っている?)を見たんだよねぇ。遠い目。歳ばれるぞ〜。(^^;
 会場内は正直こんなに狭かったかなぁという印象。当日券で2Fを選んだのだが、むしろ1F後ろよりも見易い感じ。2Fはそこそこしか埋まっておらず、ゆっくりと見られた。外人率も高し。勿論年齢層も高い。(^^;
 19:00定刻にTriviumが始まった。'80s中期〜'90s初期のコテコテのMetal。Metallicaが小型Motorheadと呼ばれていたようにTriviumは小型Metallicaといった印象。かつてThrash Metalだった頃のMetallicaだ。ちょっとスケール小さいと思うが一途な姿勢が可愛い。(^^; MCでは日本語も随分と使っていた。私のような年代にとっては懐かしい音だなぁと思ってLiveは楽しんだが、オリジナリティがほとんど感じられないし、Ds.のプレイが単調なので正直Live以外でわざわざ聴こうと思わないなぁ。約36分。
 約20分のインターバルを置いてHeaven and Hellが登場。ステージ・セットは恐らくLoud Parkで使用していたものをコンパクトにしたものではないかと思われる。(ステージが狭いので)
 出だしの音はTrivium同様、Ds.がパタパタ&ペシペシしていてRonnie James DioのVo.が埋もれ気味だったので、Heavy Rockな音に合わない会場なんだろうなぁと思っていたが、徐々に回復。ゆったりHeavyな音の時の音質はまずまず。反面、疾走ナンバーは音の抜けがあまり良くなかった。しかし、Tony Iommiの粘っこくもブルージーでHeavyなギターはほんと素晴らしく、充分堪能できたのが嬉しかったね。還暦のRonnie James Dioの全盛期のパワフルさと比べるのは酷であるが、この歳では信じられないくらいの表現力で説得力があった。オーディエンスの歓迎ぶりで随分機嫌も良かったみたいだし。また、"The Sign of The Southern Cross"のエフェクト処理、後半にかけてのGeezer Butlerの渋いプレイにはマニア感涙だったろう。
 もし、現在オリジナルBlack Sabbathが復活したとしても、Liveは脳内補完作業を余儀なくされると思う。Vinnie Appiceの体力有り余るプレイを見る限り、現在のラインナップは個人的に納得。現在、一番まともな音を出せるメンツはこのユニットだと思う。(^^; フロント3人を拝めるだけでも単価高そう、否、壮観。(笑)
 Liveのハイライトはやはり圧倒的存在感のある名曲立て続けの"Die Young"〜アンコールの"Neon Kights"だろう。"Heaven and Hell"でのオーディエンスのコーラスは盛り上がったねぇ。日本公演ファイナルで何かサプライズがあるかと思っていたのにアンコールが1曲だけだったのが残念だが、お歳を考えると仕方のないところなのかも。最後はスモーク余り分をプシューと全て出し切ってステージが終了。
 結論。Liveは見られるときに見ておくことが大事。やっぱり見ておいて本当に良かった。


Heaven and Hell Set Lists : (約90分)
1. E5150 (Intro)
2. The Mob Rules
3. Children of The Sea
4. I
5. The Sign of The Southern Cross
6. Voodoo (Incl. Drum Solo)
7. Computer God
8. Falling off The Edge of The World
9. Die Young
10. Heaven and Hell

11. Neon Knights