Terry Bozzio Solo Drum Tour Live at 東京STB 139 2007.10.28.

shibuyak20032007-10-29

 一度は見ておきたかったロック界のds.巨匠Terry Bozzio、六本木STBへ行って参りました。
 Terry Bozzioと言えば今更説明不要であるが、Frank Zappa, U.K., Missing Persons, Jeff Beck等々に参加、輝かしい経歴の持ち主である。最近はKornにも参加していたのが記憶に新しいところ。常に向上心があり、野心家でもある稀有な存在の職人さんだ。尊敬できるミュージシャンの一人と言えよう。
 そんな彼の姿を一目見ようとオーディエンスが集結。やっぱりというか、満員御礼だったため当日券目当ての私はキャンセル待ち。仕方がないのでそれまで六本木ヒルズ散策で時間をつぶす。STBでの食費が若干浮いたと良い方に解釈。しかし、六本木ヒルズは俺とは無縁の世界だなぁ。(^^; 再び、開演間近に行ったら案の定OKとのこと。2F席に案内された。要塞ds.セットが上から見下ろせるのでむしろ運が良かったりして。
 Web上で確認済であったが、目の前でds.セットを見ると更に圧巻。前回時間の都合が付かずAlex Machacekが参加したOut Trioは見逃してしまったが、今回のds.セットはその時よりも巨大化している模様。Euro-Rock Press Vol.32のInterviewから推測すると、このドラム・キットは日本でのソロ・パフォーマンス用に準備されたもののようだ。(他にヨーロッパに1つ、アメリカに2つ)日本を含めると合計4つあるのか!?(゚゚;)
 2部構成約2時間のds. Soloだけに何故これだけ人が集まるのか?とお思いになる方はhttp://andforest.blogspot.com/を見ていただければ納得するだろう。(^^;
 5分のds. Soloで飽きてしまうプレイがあるが、Terry Bozzioの場合、約2時間は丁度良いと思った。(^^; クリエイティヴサウンドから東南アジア〜東洋〜ちょっぴりアフリカンなリズムも取り入れた壮大なスケール観。しなやかで美しい。Terry Bozzio一人オーケストラ、小宇宙を形成していた。ふと南米ブラジルの巨匠、Airto Moreiraが仮に同じような2時間ds./perc. Soloがあったらどういう風になるのだろう、と妄想してみたり。
 マーチャンは前売りの人で殆ど売りさばかれたようでMサイズTシャツぐらいしか無かった。この辺は客の入り具合とマーチャンの数のバランスは検討の余地があると思う。個人的には懐具合が心配だったので正直ほっとした。(^^;
 あと東京最終と仙台公演の2日。行ける人は行っておいて損はないだろう。