梅津和時 冬のぶりぶり2007 Live at 新宿Pit Inn 2007.12.23.

shibuyak20032007-12-24

 行って参りましたキャバレー!大忘年会。第一部(約47分)、第二部(約80分)のある意味濃厚な空間、最高の内容だった。
 参加ミュージシャンが超豪華。梅津和時(Sax)仙波清彦(Ds)GAMO(Ts)北原雅彦(Tb)多田葉子(Sax/Vo.)張 紅陽(Acco)高橋香織(Vn)桜井芳樹(G)清水一登(Piano)バカボン鈴木(B)ゲスト:安保由夫(g/Vo.)、四谷シモン(Vo.)、佐野史郎(g/Vo.)、当日サプライズ・ゲストとして緑魔子(Vo.)、関島岳郎(Recorder)、トミ藤山(Vo.)。
 このメンツなので新宿Pit Innはぎゅうぎゅうの満員御礼。立ち見スペース確保のため座席を前方に移動するなど空気が薄くなるような空間で取り仕切られた。(^^;
 内容は豪華演奏陣をバックに昭和30年〜40年代の雰囲気たっぷりの演歌/ブルース/シャンソン/カントリー?を歌うというのが実に良かったね。いうなれば怪しい昔の場末キャバレーでNHKのど自慢合格者が最高の演奏者達に混じって宴会を繰り広げるといった趣。贅沢だなぁ。(笑) 場所もJazzライヴ・ハウスのPit Innというよりも戸川昌子さんの「青い部屋」が似合うかも。
 清水さんのPianoポロポロ弾きながら梅津さんのMCが始まったのだが、この緩さがまた良かったね。
 梅津さんの曲は1曲だけで後は皆カヴァー大会。しかもカヴァーは殆ど皆知っているようなコテコテ曲が多かったのが更に良かったりして。でも1時からずっとリハーサルしていたようだぞ。
 人形作家、四谷シモンさんの演歌、良かったよ。「流れて津軽」痺れたねぇ。リハーサルで一番燃えた曲らしいぞ。(笑) 引き続き"Miami Beach Rumba"。清水さんのPianoが凄く良かった。次の曲は"Besame Mucho"。定番曲が続く。張 紅陽さんのアコーディオンが途中入り忘れなどあったけど大きな問題はなく。仙波さんのds.ソロが良かったね。
 第二部はスパイ映画「それゆけスマート!」のテーマ曲"Get Smart"から。マニアックな曲だそうな。私も知りません。続いて本日唯一の梅津さんオリジナル「ウエスタン・ピカロ」。その後、再度四谷シモンさんが登場。その2曲目は美輪明宏さんの「めぐりあい」。激シブ。次はWebでは発表済みであったが緑魔子さんが登場し「やさしいにっぽん人」を歌った。緑魔子さん目当てで来た人もいたようで異様な盛り上がり。緑魔子さんはこの1曲のみ。その後、関島岳郎さんがリコーダで参加し、多田葉子さんがVo.でこの日が仙波さんの誕生日で祝うという仙波さんへのサプライズで更に盛り上がる。続いて佐野史郎さんがユーモラスな「ともだち」、彼のデビュー映画作「夢見るように眠りたい」の挿入歌「手品のわるつ」と2曲パワフルに歌った。アンコールはトミ藤山さんが登場。完全おばちゃんモード、いきなり歌入り方などとちっていたが、一旦歌い始めると何かが降臨したかの如く素晴らしい歌声。良かったなぁ。
 来年も見に行きたい。前売り買って。(笑)


<購入簿>
Disk Heavenにて
210.Satanic Warmaster / Revelation (FinlandのPrimitive Black Metalの代表格Satanic Warmaster '07 Digipak 1000枚限定EP。Clandestine Blaze/Deathspell OmegaのMikko A.がds.で参加)
Garden Shedにて
211.Эдуард Артемьев / Опера "Преступление И Наказание" (旧ソ連/ロシアの巨匠Eduard Artemiev、構想/作曲10年以上の'07新作2CD超大作。現代音楽/クラシカルで何故かイタリアっぽい雰囲気もする。スケール大きすぎて現時点では把握できず。(^^; でもなんか凄すぎで、曲が進むにつれ心を鷲づかみされていくような圧倒/圧巻な音。ドストエフスキー罪と罰からインスパイアされた一大シンフォニック・ロック・オペラらしい。)
212.Franco Battiato / Niente e Come Sembra (DVD + CD ('05 Live with Royal Philharmonic Orchestra) + Book 限定Box。本はイタリア語文字のみのためサッパリ分かりませーん)
213.Solaris / Nostradamus - Live in Mexico (DVD/CD) (ハンガリーのシンフォニック・プログレの最高峰SolarisのLive)
214.IZZ / Live at NEARfest (US Prog. Fes.の常連IZZのNEARfestでのLive)
74.Alan Morse / Four O'clock and Hysteria (未開封特価品)


その他:Rock Diving Magazine Volume.9 (変態レア物Rock/Folk/Tradミニコミ系雑誌RDM、約7年ぶりの復活。せみま〜るは生きていた。(笑) しかしなんだね、三田村さんって4コマでは変態犯罪者状態じゃないか。(^^; Jazzが全てJuzzになっていたのは単純コピーミスだね。デジタル苦手アナログ万歳の証か!?(^^; ハックルベリーの広告「ホームページもなんもありません。電話での問い合わせも無理」って一体...。唯我独尊街道まっしぐら路線健在)