In Darkness We are Doomed Vol. 2 at 高円寺20000V 2008.6.21. (2)

shibuyak20032008-06-22

 ジメジメした梅雨空の中、ぴったりのイヴェント?Weird Truth Productions主催の「In Darkness We are Doomed Vol.2」。伝説のFuneral Doom、Worship初来日。当然見逃すわけにはいかない。
 ちなみに「In Darkness We are Doomed Vol.1」は'06/May/3thに川崎 Bottoms UPで行われた。その時のLiveの出演は、Stargazerの他にFuneral Moth, Gallhammer, Intestine Baalism, Intraum, Morquido, Reexamine。その第2弾だ。


 ☆Songs from Thousand Downfall (約39分)
 Funeral Doomはお先真っ暗&後ろ向き。何が哀しくて苦しみながら聴かなければならんのだ...?と思うけれど、絶望と陶酔が交錯する美しさに一旦惹かれると抜けられないのだよね...。
 このSongs from Thousand Downfallって知らないBandだったが、なかなか健闘、というかかなり気に入ってしまった。vln.もいる本格的Funeral Doomだった。演奏も後ろ向きだけれどもメンバーも後ろ向き...っていうか椅子に座ってds.に向けて演奏しているから本当に後ろ向きなのだ。(笑) 10分過ぎまで単調で深く沈むような哀しげなギターメロディ。その後やっとの事でds.とvln.が入ってくる気が滅入るような音。(^^; しかし、動的なds.と静的な他演奏陣との対比が興味深く、かなり様式に拘った構成だった。多分1曲のみ40分弱の演奏。


 ☆Revolt (約28分)
 今回出演Bandではむしろ異色の存在。初期Celtic Frost、HellhammerをGallhammer程Primitiveでは無いレベルでの演奏スタイル。好き者にはたまらない音だ。ds.の邪悪なリズム、気合いの入ったメイクとリストバンド(でも背中は何故か頭脳警察)が印象的だったベースと見所があったが、遠くから聞こえるようなvo.とギターの音が更に遠くの方から鳴り響くようなモッサリ感があった。これがイイ!という人もいるけれどね。


 ☆Funeral Moth
 Mournful CongregationのTシャツ着て売り子をしていたWeird Truth Productions、Ex.Deathchurchの藤島氏(WDのN島店長にちょっと似ている?(^^;)がギター、Ex.Coffinsの仙頭氏(b.&vo.)らが参加する3ピースFuneral Moth。「In Darkness We are Doomed Vol.1」では見逃していたので期待していた。たった1曲であったが出演Band中最も低音がHeavyだった。嫌になってしまう程の酩酊感が抜群。

Set List : (約20分)
1.Ignorance


 ☆Worship
 メンバー全員黒ローブを纏っての登場。気合いが入っていることを伺わせる。
 Funeral Mothの低音が凄かったため、最初余りにすっきり具合の音質にあれ?って思ったが、虚仮威しの音圧で誤魔化すようなバンドではなく、2月に行われたWitchcraftの来日公演を思い起こさせるようなバランスの良い音質で気に入った。
 特に中盤から後半にかけての美しさと絶望さを兼ね備えたスケールの大きなうねりに身を任せた時は正に至福の瞬間。最高のLiveだった。
 メンバーも反応の良さに気分が乗っていたのか、この手のLiveでは珍しいアンコールも行われた。そのアンコール、"Worship"の後半激しい動きが特に圧巻!これぞDoooooooom!!! いやぁ、凄いもの見てしまった。
 Worshipはメンバー自殺など、きな臭さプンプンで怖面であるが、オフでのメンバーは至って気さくでフレンドリー。しかも真面目で礼儀正しいね。じゃないと、こういった音を続ける事ができないだろうね。(ちなみにLive中は今話題の「六甲のおいしい水」を飲んでいたぞ。ヘルシー(^^;)

Set Lists : (約80分)
1.Intro SE - Keep on Selling Cocaine To Angels
2.All I Ever Knew Lie Dead
3.Graveyard Horizon
4.Zorn A Rust Red Scythe
5.Devived
6.Whispering Gloom

7.Worship