Loud Park 08 at さいたまスーパーアリーナ 2008.10.18.

shibuyak20032008-10-19

 Meshuggahまで取り敢えずレポート。

 さいたまスーパーアリーナにはJohn Lennon Museumがあるんだなぁ、と、さいたま副都心駅通過の際に認識しているくらい。従って初めて降り立った。ここは電車の接続さえ良ければ40分くらいで到着するので、日頃遠征ばかりの私としては楽ちん。昨年のLoud Park 07はイタリアン・プログレのBanco公演と重なったので行けず終い。Loud Park 06の際、マーチャン買い並びの余りの長蛇の列で買うのを諦めた記憶があるので、この日は気合いを入れて8:00に到着。しかし、既に長蛇の列で萎える。(苦笑) 聞くところによると集客2万人弱で過去Loud Park史上最大の動員数だったらしい。
 1時間半位並んでやっと売り場に辿り着く。実はこの時が一番体力的に辛かった。(^^; しかもMeshuggahだけ?マーチャン無いし。(爆) おまけに売り子が全く商品を把握しておらず、サイズがアメリカン・サイズかどうか聞いてもサッパリ要領得ない。ならば体に当ててサイズ測りたいのに買うまでTシャツ触ってはダメだときた。ふざけるな&憤慨である。朝血圧低い普段性格温厚(本当?)のオジサンの私でも怒ってしまう。(^^; きちんとアルバイトするにしても必要最低限のお勉強しておかないと社会で生きていけませんよ。

 入場は比較的すんなり。早速Marquee/Avalonブースに行くとMeshuggahのサイン会がある事が分かった。なぁんだ、それならLP持ってくれば良かった。但しTower RecordsでMeshuggahのCDを買わないといけないみたい。ガーン。Carcassのサイン会用も合わせ、CarcassのHeartworkボーナスCD付DVDやらNothing (CD+DVD)国内盤を買う。一体何枚の"Nothing"が我が家にあれば気が済むのだろう。(調査結果:Promo、初回国内盤、米盤(CD+DVD)、独盤(CD+DVD)、国内盤(CD+DVD)の5枚)

 さいたまスーパーアリーナに入るのは初めてなので荷物預け場所(我が家では生ゴミ一時保管所と呼んでいる(^^;)の行き方が分からず迷う。その後、タンブラー付ビールやら軽食をゲットしてマッタリしながら久々にNifty FROCKL HR/HMボードオペ(死語)の人と再会。2時間しか寝ていないとか相変わらず多忙のようで何とか来られたとのこと。命張っています。くれぐれもご自愛ください。
 タンブラーはLoud Park限定仕様(と言っても中は紙だが(^^;)で1杯¥600の所を¥500で飲める。結局5杯くらい飲んだが、綺麗なお姉さん場所よりもビアマイスターが注ぐ場所の方が美味しかった。外見よりも中身だと痛感。お姉さんサイドは泡が多くて量が少ない印象でパカパカ無くなる。(笑)


 昼食を兼ねながらスタンドでHead Phones Presidentを見る。一生懸命頑張っていたね。Gothic Metalからの影響が感じられた。Anathema風の音を目指しているのか?ds.とb.が単純なので心に引っかかる所が少なかったが、ギターの人はもっと違うジャンルの音楽をやりたいのかなぁ?とギターソロききながら思った。Vo.は正直魅力が少なかったが、女性Vo.の衣装はLoud Parkの華やかな人不足の中、異彩を放っていて多少印象に残ったかも。


☆Apocalyptica (約47分)
1.Refuse/Resist
2.Grace
3.Burn
4.Fight Fire with Fire
5.Nothing Else Matters
6.Last Hope
7.I Don't Care (featuring Tony Kakko (Sonata Arctica) : vo.)
8.Seek and Destroy
9.Inquisition Symohony
10.Hall of The Mountain

 Airbourneが終わりかけの頃(楽しそうなLiveだった)、反対側横で見ながらApocalypticaを見るためにスタンド席へ。
 チェロMetal、ApocalypticaはLiveでどうなんだろう?と思っていたが思った以上に楽しめた。
 なお、Power Rock Todayの携帯サイトのセットリストでEicca Toppinenのチェロが移動の飛行機で壊れて急遽80万円の新しいチェロを調達したとの記載が。(^^; 気合いの入り具合が違うね。途中Sonata ArcticaのTony Kakkoが飛び入り参加して"I Don't Care"を歌ってサプライズ。これには周囲のファンが狂喜乱舞していた。Liveは全体的に楽しめたが、会場と楽器構成から音質は薄かったのは致し方がないところか。
 ApocalypticaでアリーナでMoshピットが出来ていたのを見てMeshuggahもアリーナに行くのは諦めた。結果的にスタンドの見やすい位置を確保できたので良かったかも。その後も全てスタンド席で見た。聞くところによるとアリーナは入場規制などで思ったように行けない人が続出していたらしいので良かったかも。


☆Obituary (約46分)
1.Find The Arise
2.On The Floor
3.Chopped in Half
4.Bloodshot
5.Left To Die
6.Dethroned Emperor (Cover of Celtic Frost)
7.Threatening Skies
8.By The Light
9.Evil Ways
10.Stand Alone
11.Slow Death
12.Slowly We Rot

 Meshuggahに備えていたので、やむを得ず反対側スタンドでワイドスクリーン中心に鑑賞。この日のLiveで最も音質が良かったように思う。しかも復活組にも関わらず演奏が非常にしっかりしていた。Fes.等で充分演奏がタイトになっていたことの現れだと思う。想像以上のまとまり具合に感動。そして凄い迫力!Death Metal聞かず嫌いの人にもかなりの良いインパクトを与えたのではないだろうか?2万人の前で生粋のDeath Metalを日本で演奏するとは初来日の時にはメンバーも予想していなかっただろう。最新EPにCeltic Frostのカヴァー"Dethroned Emperor"が収録されていたが、まさか演奏するとは思わなかった。正に原点回帰を主張しているかのようだ。Live映えする"Threatening Skies"が聴けたのが嬉しかった。個人的にはMeshuggahの次にObituaryが良かった。

 <Obituaryサイン会>
 メンバーが時間になってもなかなか現れず。ここでアメリカ人を感じる。(^^;
 サイン会はパンフ持参の先着20人限定だったみたいでギリギリOKだった。Meet & Greetと違い、サインなんか2〜3分で終わってしまうので20人は少なすぎではないかなぁ?メンバーは皆モッサリ系ルックスで南部の香りがした。(^^;


☆Meshuggah (約42分)
1.Perpetual Black Second (from The Album "Nothing")
2.Bleed (from The Album "ObZen")
3.Electric Red (from The Album "ObZen")
4.Rational Gaze (from The Album "Nothing")
5.Pravus (from The Album "ObZen")
6.Straws Pulled at Random (from The Album "Nothing")
7.Future Breed Machine (from The Album "Destroy Erase Improve")

 イントロのノイズ的SEから"Perpetual Black Second"が始まったけれど、いきなりギターの音が殆ど出ておらずds.とb.の音だけで面食らう。(^^; Meshuggahの場合には音のバランスが異なると全く他の曲に聞こえてしまうので、何の曲か判明するまで時間がかかった。(笑) "Bleed"からなんとか少し持ち直したけれど、余り良い音質ではなかったことは確かである。(この会場で音質を求める自体が間違いか?)そのためか他のLoudな連中に比べると地味な印象だったのでBandに入れ込んでいない人にとっては今一歩だったと思うが、根詰め具合のヤバさは出演Band中No.1のレッド・ゾーンだった。(^^;
 "Bleed"が生で聴けた事に感涙。"Bleed"が終わりオーディエンスからMeshuggahコール。これはある意味でサプライズだった。(^^) Jens KidmanのMCの声が凄く良いことに気付く。艶のある良い声だ。(笑)
 "Electric Red"はLiveで更に映える曲。スタジオ盤より圧倒的に良い印象。
 "Rational Gaze"のゾクゾクする感覚に理性が飛びかける。立て続けの"Pravus"ではイントロのブレーク後からの殺傷力は恐れ入った。
 "Straws Pulled at Random"のベースとギターのうねるようなリズムが心地良い。Fredrik Thordendalのギターソロを含めて個人的に"Nothing"で一番好きな曲なので涙腺抑えるのがやっと。"Straws Pulled at Random"が終わった後、Jens Kidmanがアリーナを記念撮影。日本での盛り上がりにメンバーは上機嫌のようだ。再来日の可能性は少々高まったか?大阪次第か?またはギャラとの兼ね合い次第か?
 そして"Future Breed Machine"。私の人生を狂わせた曲を生で聴ける瞬間が本当に訪れた。感無量。Fredrik ThordendalはVideoでもやっているように本当にトーキング・モジュレーター?を使用していた。
 あっという間に終了。45分以内の時間なので納得の選曲ながら、やっぱり倍くらいの演奏時間が欲しい。なんだか不完全燃焼だなぁ。(^^; BURRN!のInterviewでは「Chaosphere」や「None」の曲も予定に入っているらしいので、大阪公演を期待したい。
 冷静に考えてみると4/4拍子でしっかりノれることが証明された。実に単純にノれるではないか。(^^;

 <Meshuggahサイン会>
 Sweden人らしくOn Timeに登場。Obituaryに比べて人が多かった。
 ちょっとSweden語で言ったら怒濤のSweden語が飛び出てきたので、怖じ気づいてしまった。(苦笑)
 Fredrik Thordendalのソロ作を出したら大層喜んでくれた。またTomas Haakeに大阪にも行きますと言ったら固く握手を返してくれた。大阪公演楽しみ。
 100人超えるとサイン書く手が痺れて投げやりになるが、聞くところによると最後まで丁寧に応対していたらしい。日本にも熱心なファンがいると認識できたと思うので採算度外視で再来日して欲しいなぁ。


 全部見たBand:Slipknot, Carcass, Meshuggah, Obituary, Apocalyptica, Head Phones President
 殆ど見たBand:Down
 終わり頃ちょっと見たBand:Sonata Arctica, Airbourne
 全く見なかったBand:Avenged Sevenfold, DragonForce, Secret & Whisper

 以上の結果、Loud Park 08初日、思い入れが多分に入った参考にならない良かった順。
 Meshuggah>Obituary>Down>Carcass>Slipknot≒Apocalyptica > Head Phones President