Asakusa Extreme Vol.15 at 浅草Kurawood 2008.12.6.
行って参りました、垂涎のJap's Black Metal祭り。この日は出演順に、SSORC、Sungoddess、Blasphemous Legion、Arkha Sva、Abigail、Cataplexy。
Sungoddess以外はその筋ではカルト的な人気を誇るBand達。浅草Kurawoodには人生に難題を抱えた大勢の病める者達が集まった。(^^;
☆SSORC (約42分)
この日のLiveを振り返ってみると一番良かったアクトはSSORCだろう。新加入だったらしいベーシストもなかなか良い雰囲気。
トップバッターとは言え、最も勢いが感じられたFast Black Metalで音楽的幅広さも魅力だ。壮絶な気合いの入り具合。客は圧倒されるのみでBandに完全敗北していた。Live映えもする素晴らしい内容。1stからは"Winds of Plague", "Before There is Lights", "Downwards The Roots of Darkness", "Black Metal Terrorism"をやっていたと思う。その他は新曲だった？特に"Downwards The Roots of Darkness"から"Black Metal Terrorism"の流れは圧巻！Hail Black Metal!。
☆Sungoddess (約27分)
表の看板スペル間違っていたけれど。(笑) ステージが低いのでds.は見えにくかったが、全員女性だった？ Symphonic Black Metalなんだろうけれど安直なKey.、特に軽いシンセ音色がちょっと恥ずかしい。(^^; 時折右サイドのギタリストがオペラティックに歌うのは興味深かった。しかし、Live慣れしていないのは明白で動きも少なく、この手のＢ〜Ｃ級な音は過去に聴きすぎて食傷気味なので、余り心に響くところはなく．．．。
☆Blasphemous Legion (約23分)
Ex.Deathscytheの後身として活動するBlasphemous Legion。危なっかしいプレイ、特にds.が崖っぷち状態で一杯あっぷっぷ状態。良く捉えると？Primitive Black Metalなんだろうけれど余り印象のあるフレーズが聴かれず退屈だった。途中でトイレに行ってしまったし。(^^;
☆Arkha Sva (約33分)
日本のBandくらいしか分かっていない謎のベールに包まれたArkha Sva。しかしPrimitive Black Metal界ではCult的な人気を誇る。本邦初Liveなので期待と不安が入り交じった状態でマニアの期待も大きく、異様な雰囲気が漂う。間違いなく本日の目玉のLiveだったろう。登場したその姿はSunn O)))、Worshipのような黒ローブ。まぁ、言ってみればこのジャンルのBandは殆ど謎だらけなのだが。(笑)
蓋を開けてみたらスタジオ盤のくぐもったPrimitive Black Metalの印象を壊すことなく充分健闘したステージだったように思う。音質的には芳しくなく、ds.の籠もり具合も良い意味でPrimitiveな雰囲気。やっぱり余り上手くなかったけれど。(^^; 存在感のあるvo.の呻きと"49 Evil Spirits"での裏声の使い分けが良かったね。しかし、スタジオ盤では余り感じなかったが、実際のLiveを聴いて意外にもvo.はCradle of FilthのDaniを思い出してしまった。本人はきっと嫌がるだろうけれど。(^^;
最後は"Nameless Rebellious"で締めた。これはやっぱり名曲だね。
☆Abigail (約32分)
爆走Rock 'n' RollでMotorhead直系サウンドを性急にマシンガンの如くガンガン行くタイプ。以前彼らを見たのは何年前かなぁ？記憶が無いほど昔かも。
しかしホントに勢いがあって良いね。単純に頭を空にしてノるのが気持ち良い。今回出演では異質なタイプになるが、客が一番エキサイトしていたように思う。純なBlack Metalでは暴れられないということか。"Satanik Metal F..kin Hell"、"Hell's Necromancer"、"Infernal Fucking Blasphemy"、"Black Metal Thunder"の暴虐性最高。(^^; NWOBHM的マイナー曲調"Prophecy of The Evening Star"もオジサンにとっては嬉しい。イタリアの危険分子Bulldozerのカヴァー"Impotence", "Ilona The Very Best"もやっていたように思う。最後は"War 666"。すげぇカッコイイ。(^^) 個人的にはSSORCに次いで良かったLiveだ。
☆Cataplexy
大阪のCataplexy。サポートg.でHakujaが参加するとどこかのWebで見た記憶があるのだが、g.は黒ローブを纏っていたのでArkha Svaのメンバーなのか？とか思ったり。よく見えなかったので定かではない。(^^;
音は完全に北欧Primitive Black Metal。Liveはスタジオ盤以上にメロブラな印象。２〜３曲聴くと凄く良いのだけれど、同じような曲調なのでもう少し山あり谷ありの荒涼さとドラマティックさが欲しい気がする。この手のサウンドで求めるのが酷かもしれないが、オリジナリティが乏しいので殻を破るとしたらこの辺だろうね。折角良いものを持っているのだから非常に惜しい気がする。
なお、殆ど誰もアンコール要求していないような状況下でもアンコールがあった。(^^;
Set Lists : (約48分)
1.Through The Crimson Tears
2.Dawn of The Black Sun
3.Graces of Infidel Blood
4.Blazing Choir Under The Secrets of Hell
5.Fields of The Unlight
6.Under The Moonlight of Sorrow
7.Groan of Eternal Hate
8.Elegy of Rotten Angel
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