Music Arts [Czech - Japan] 2008 day3 at 秋葉原Goodman 2008.12.15

shibuyak20032008-12-30

 Music Arts [Czech - Japan] 2008 3日目、遅くなったがレポートしてみる。
 実は3日連続で行くことになるとは思っていなかった。Pavel FajtはIva Bittovaとのコラボで素晴らしい作品を残しているし、清水さんの新ユニット、ハルキゲニアのお披露目Live等々、興味あったのだが、月曜日ということもあり踏襲していた。そんなところ初日のMCH Band/KBBの時に主催者の某氏と会話していた際に「招待しますから、時間があったらどうぞ」と有難いお言葉が。なんでも人がかなり少ないらしい。月曜日は3バンド出演するので、定時退社&最初のBandを諦めると何とか見られるかも?ということで行ってみた。


 会場に入ったら既にfresh!の演奏というか長いMCの最中だった。"やさしさSayonara"と"北の長男坊"の最後の2曲を聴けた形。自由なJazz Rock + Happy Family + Crimson的、しかもアナログ感触という不思議な魅力のあるBandだった。演奏もMCもしつこいけれど、若手の元気なBandが出てきたのは頼もしい限り。CD-Rが¥500だったので入手した。


 会場内も結構人がいるではないか、と思ったが、適度に人がいるような椅子&テーブルの配置をしたとのことで、なるほどと思った次第。最前席空いているし。


 ☆ハルキゲニア
 「おU」やOpabinia等々、Popで可愛らしい曲なのだが、複雑怪奇で予想できない展開で素晴らしい作品を創造し続ける清水さんの新Band、ハルキゲニアのデビューLive。清水一登ナスノミツル、山本達久、このメンツで普通の演奏であるわけ無いというのはご存じの通り。こなれてくれば物凄いユニットになるのは明白だ。"Tasmania"はやはり名曲。何故かOpus Avantraや女性版Demetrio Stratos的な雰囲気があったりの山崎阿弥voiceパフォーマンスとのインプロは面白かった。
 今回のLive、ナスノさんも沢山間違えたらしいし、清水さんもこれまで演奏した中で一番間違えたと言っていたし、もう少し簡単なのをやりましょうと言っていたのが印象的。私はどこが間違ったが分からないので、このまま複雑怪奇でも構いませんよ。是非また本人達が納得できるようリベンジを。

Set Lists : (約51分)
1.最底人Variations Part 3
2.Tasmania
3.Fall
4.(improvisation) (with 山崎阿弥(vo.))
5.重量投げ
6.Johnson Blues


 ☆Pavel Fajt (約66分)
 スキンヘッドの怖面のPavel Fajt、演奏前に丁寧に感謝の辞を述べてからスタート。硬質でHeavyな音が中心の力強いソロ・パフォーマンスだった。途中妙な電子音をアクセントに持ってきながらバラエティなプレイを披露していた。余りに真面目で堅実なプレイにお客さんも結構シリアスな雰囲気で拍手も疎らだったのが残念。素晴らしいプレイだったけれどもね。途中、舞踏家の岡 佐和香さんが登場。私はEclatのLiveの時も見たが、今回は以前にも増して力強くも艶めかしくエロス的な踊りが素晴らしかった。アンコールでPavel Fajtはスキンヘッドにスティックを当ててパッチンパッチン音出していたけれど、真面目な表情だから、笑って良い場面なのか微妙な雰囲気。ハルキゲニア+山崎阿弥+岡佐和香とのセッションは文句なし!Pavel Fajtも自らもう1曲と他のメンバーに説得して演奏。個人的にはソロ2〜3曲にして後はセッションにした方が更に盛り上がったと思う。


 そして今年最後に行ったLive、Ubiquitousのレポート、今年中に書けるかどうか...。